2017年12月30日(土)
前面床下の加工
名鉄電車といえば自動連結器(正式には名鉄式自動連結解放装置)の導入が五月雨であったことから、自動連結器未装備の車両との併結を考慮し、長年、エアーホースやジャンパ栓が装着されたままだったのですが、これも近年は定期点検時に取り外されてなくなっています。名鉄電車はスカート装備の更新は行わないので、これらが取り外されるとすっきりはするものの、少し迫力に欠けるというか、印象が大きく変わってしまいます。私個人的には、前面がホース類でごちゃごちゃしているのも名鉄らしいとは思っていたので残念です。旧型車においては、廃車されるまで装着されていたので、これを再現していきます。

モ3502
銀河モデルのジャンパ栓受(N-031)に0.4oのピンバイスで穴を開けます。
続いてジャンパ栓となる0.4oの真鍮線を丸ヤスリの先端等で曲げていきます。
ジャンパ栓受の穴は、斜め下向きに穴が開いているので取付け部を45度程度に曲げます。
ジャンパ栓とジャンパ栓受を組み合わせます。
モ3502は、前述したジャンパ栓を2組、エアーホース(Nー070)をエアーホースステー(T-002 )に組み合わせたものを1組、解放テコ(T-001)の組み合わせとしています。
ジャンパ栓は車体と照らし合わせ、現物合せで長さ調節した方がいいです。左記の写真では線が長すぎたため、完成までに複数回の調整を重ねています。
ク2654は、モと同様のエアーホースを1組、ジャンパ栓(N-033)、解放テコの組み合わせとしています。解放テコはモ側とク側で異なった形状をしているのが特徴で、車体と固定するためにプラ板へ割ピンを接着し、その穴に解放テコとなる真鍮線を通して加工しています。

塗装はプライマーを吹き、エアーブラシと筆塗りで仕上げます。

2017年12月29日(金)
前照灯・標識灯とHゴム
残りの細かな作業を進めていきます。
 ・前照灯、標識灯の取付け
 ・ガーランドの取付け
 ・Hゴムの色差し

前照灯と標識灯はプラ材料のパーツが付属していますが、いずれもピッタリ嵌めるためにはヤスリで削ったり、長さ調整する必要があり、これがサラッと説明書に記載されている割に難易度が高かったりします。代替案として乾くと透明になるクリアー系接着剤を盛る案も紹介されていたので、そちらを試してみることに…。
Gクリアーを爪楊枝の先に盛り、それをライトパーツに載せます。なかなかうまくいかないのでペタペタ試行錯誤していたらオデコの接合部パテが削れてしまいガッカリ…無駄な塗装作業が1回増えました。この方法の場合は、神経質にならず多少のはみ出しは目をつむる覚悟が必要だと思いました。はみ出た部分の補正は、爪楊枝の柄の裏でトントンと整えてあげるとスムーズにできるようです。
もう一つ失敗談を紹介。
Hゴムはモ3502のみなのですが、うっかりク2654の方も色差ししてしまいました。両車が編成を組むまでの生い立ちが異なるため、外観は似ていても細部の設計に微妙な違いがあるようです。
形式が溢れていた頃の名鉄です。
ク2654にはHゴムがありません。
屋根のガーランドは同じデザインなだけに、これはちょっとトラップではないかと思いました。

2017年12月18日(月)
パンタグラフの選択
キット付属の組立説明書を読むと、パンタグラフはPT43装着するようにあります。ひと昔前のGM製パンタが余っていたので、仮付けしてみるも銀色というのがいまひとつイケてません。ボディ以外の屋根や床下を濃灰色にしたせいでパンタが浮いてしまいます。
なによりGMパンタは、ひし形にした際に爪のような支えがないため安定感がなく、すぐにぺちゃんこになってしまうのが欠点でした。TOMIXパノラマカーの余剰パンタを合わせてみましたが、こちらもなんだかいまひとつ。

ネットで調べていたらGMパンタが新型になっていました。黒色の場合、PT43Sらしいのですが、どうやら京成車用とのこと。手持ちの雑誌やらで色々調べてみたもののAL3500系は資料に乏しく、結局、パンタの正確な型番はわからず仕舞いでした。もどきでもよいので、今回はこれを使ってみます。
箱を開けて見た第一印象‥すごい精密にできている。一つひとつのパーツが細いしシューもリアル。2個700円と高価なだけあって良い商品です。
もちろんパンタの上げ下げやひし形状態での安定感も抜群です。GM製品は改善され、よくなりました。
黒パンタが似合います。

2017年12月11日(月)
床下の仕上げ
残工程がだいぶ減ってきました。年内完成に向けて一気に勧めてしまいます。
振り返ってみると昨年も11月〜年末にかけての一時だけ模型熱が再燃していました。今年も同じ時期にやってくるなんて…偶然なんだろうか…。

(2017年5月の記事で紹介した)M車台車枠をクレオスの軍艦色(2)で塗装し、スーパークリア―(つや消し)で仕上げました。近代型車両は半光沢仕上げにしているのですが、つや消しの方が重厚感が出て鉄道車両っぽさが出るように思います。
(2016年12月の記事で紹介した)車高を下げたT車に合わせるため、床下機器パーツに0.3o×3枚のプラ板を貼り、高さを調整します。
仕上がりはこんな具合。
プラ板が真っ白ですが、車体内側に隠れるので気にしません。ちなみに、この製品の床下パーツはホワイトメタル製なので、そこまでのリアルさはありません。
装着するとこんな具合に。名鉄車は他社車両より一回り小型なので、Nゲージで共通利用されている台車を付けると若干バランスが悪くなるような気がしています。こればかりは仕方のないことなのですが…。
2017年5月の記事で動力選定について紹介したのですが、うっかりしていました。
床下機器が多い方を3502をモータ車にすればよかったものの、T車側(2654)をモータ車にしてしまう痛恨のミス。ご覧の通りT車の床下機器はスッカスカなので、モータ部分が丸見えに…。
前面・妻面の窓枠は内側サッシだけを色差しできればよいのですが、やはり溝まで塗料が入り込んでしまいました。これは製品の特性上、避けられないかと目をつぶっていますが、技量が上がれば改善できるのかもしれませんょうか。ハンダ付けの時点で隙間をなくし、キサゲできれいに仕上げておけば違ってくるかと。
そもそも前面パーツは2枚を重ねて再現しているのですが、私の接着バランスが悪かったのか、上下左右のサッシ面積が不均一になってしまいました。う〜ん、難しすぎる…。

2017年11月20日(月)
車体の塗装
やっと塗装工程まできました。サボってばかりで長かった。
近年は、スマートフォンの普及でパソコンに向き合うユーザが減少したのか、趣味を題材にしている個人ホームページは以前程の盛り上がりがなくなってしまったようですが、完成までやり遂げたいと思います。

ボディをスカーレット一色に吹き付けているときは塗分けやマスキングはみ出しの心配がないので気楽で快感です。
この製品は側面と屋根が一体ボディとなっていて、赤、グレーの境界となるの雨どいは洋白線をハンダ付けにより再現しています。雨どいは赤で塗装しなければいけないので、ほんの僅かですが雨どい上面までマスキングする必要があります。このマスキングが思いの外、大変でした。
結果的に、ところどころ雨どい上面までグレーになってしまった箇所もあったのですが、それは洋白線接着時に、はみ出したハンダをキサゲできれいに除去しなかった私の技量が原因です…。
屋根は、ちょっと濃い目のクレオスの軍艦色(2)を使用しています。
ここまで到達するに、何度も塗り直しをしましたが、それなりの仕上がりにまとめることができました。
当初マスキング誤りにより雨どいよりもだいぶ上まで赤にしてしまいましたが、あまりにも情けない見た目になってしまったので追加でグレー塗装しました。標識灯は、説明書通りに接着すると若干外向きになります(車体前面に対し垂直に接着するので当たり前です)が、修正するのも手間だったのでそのまま接着しています。
製品の仕様といい、私の技量といい、細かなところを気にするとキリがありませんがスルーします。とりあえず、完成させることが目標です。

2017年11月15日(水)
おデコのパテ埋め
仕事が落ち着いてきたので一気にボディの塗装をしたかったのだが、今日は70%強の湿度があるようなので塗装は後日行うことに…。せっかくやる気が出てきたので残念だが、天気にはさすがに勝てない。今日は備忘録で我慢しよう。

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アンチクライマで寄り道をしたけれど、やっとおデコとボディのパテ埋め。
岩橋商会だからか、ホワイトメタルパーツだからなのかは定かでないが、この製品のおデコパーツとボディの噛み合わせは正直言って悪い…。どのユーザもパテ埋め作業を経験されたと思う。

真鍮製品の製作経験が少ない私には、試し塗装時のプライマ塗装要否が判断できなかった。

車両製作においていつも参考にさせていただいているサイトオーナー様にその点をお尋ねしたところ、「継ぎ目部分以外をマスキングし、プライマは無、パテ埋め完了後は塗料を耐水ペーパーですべて落とす」とのこと。もっぱら最近では試し塗装なしの一発勝負で作業されているとのことなのでびっくりでした。正に職人技ですね。

教わった方法で地道にパテ盛り→ヤスリがけを繰り返し、なんとか形にすることはできた。
平らになったかどうかの判断は、己の目と指先の感覚のみが頼りということでしょうか。昔は、もっと感覚が冴えていたように思うのですが気のせいか…。

写真は、まだ凸凹が残った状態のものです。

2017年11月14日(火)
アンチクライマ塗分け
おデコとボディの継ぎ目をパテで埋め、ライトグレーで試し塗り。

でも、意外なところに落とし穴が…。
アンチクライマをボディの赤とは異なるグレー系の色で仕上げようとした場合、先に接着してはいけません。塗装して最後に接着するのです。
接着状態でも塗り分けできればよいのですが、標識灯とアンチクライマの間が極狭になるので、筆を入れようにもうまく塗ることができません。塗装後接着が無難です。
このような部分は説明書にも記載がないので、製作過程で気付くしかないのですが、うっかりしていました。

写真は、接着された状態ですが、この後、取り外し、再度ライトグレーで塗装しました。

完成品が主流の現代では面倒ですが仕方ありません。

2017年9月17日(日)
パノラマのプラレール
時の経過は早いもので当サイトを開設したときの私は学生でしたが、今や3人の息子を授かり人並みのパパ業に勤しんでいる毎日です。その3人の息子たち、みんな鉄ちゃんになったのかと思いきや、鉄ちゃんの血を引き継いでいるのは三男ひとりだけなのです…。

鉄ちゃんになるきっかけというのはわからないもので、長男ははじめてのプラレールに大喜びでしたし、しょっちゅう遊んでいました。きかんしゃトーマスが大好きで、緑色の小型蒸気機関車であるパーシーが特にお気に入りでした。しかしながら、そんな長男は小学1年生になった今ではこれっぽっちも鉄道に興味がなくなってしまい、次男においては鼻っから乗り物に興味なし…。
三男だけは、CS(有料放送)でやっているフジテレビの「みんなの鉄道」から興味がはじまり、今では一丁前の鉄っちゃんになりました。「みんなの鉄道」はJR・私鉄・三セクに関係なくさまざまな鉄道が放送されているのですが、彼は、実車を見たことある方が興味があるのか名鉄電車に特に興味があるようです。私は個人的にローカル私鉄の回が好きです…。

そんなことがきっかけで、私が幼少期に使用していた懐かいプラレールを復活させてみました。
ちょうど、「みんなの鉄道 #77 名古屋鉄道」の回でパノラマスーパーの定期点検の様子が紹介されており、そこでは電気部品の接点をヤスリで磨くという工程がありました。プラレールの動力も同じようにモーターを動力源としているのですが、モーターと電池を直接繋げば動作するものの、動力車として複数の部品を組み合わせると動かなくなってしまうという事象でした。

そこで、どの接点が問題なのか一つひとつ調べたところ、接点部分が経年劣化により黒ずんでいたことによりうまく電流が流れなかったことが原因だったようです。
各金属パーツの接点部分を400番〜1000番の紙ヤスリで磨いたところ、快調に走るようになりました。おもちゃといえど日本製であるが故にパーツの設計はしっかりしているので、動力の通電さえ修理できれば、25年以上前の製品でも元気に活躍してくれます。

長男の時も修理したことがあるのですが、その際は接点を擦るのではなく、接点グリスの塗布したりギアパーツの交換をしただけでしたので、数年経った今、また動かなくなってしまったようです。今回は、原因も特定できたので、今後は動力車の動作不安定も解消できるのではないかと思います。新しい発見ができてよかったです。

今回修理したプラレール動力は、現行タイプに近いもので屋根部分にON/OFFスイッチがあるものですが、さらに前の製品になるとフロントバンパーの部分にスイッチが付いています。そちらの場合、動力の分解ができないのでメンテナンスができません。私の幼少期は、そんな動力設計の過渡期だったようです。JNRのマークの付いた国鉄型の車両もいくつかあるので懐かしい気持ちになりました。

名鉄といえば現行では2000系ミュースカイのみが店頭に並んでいます。写真のパノラマカー、パノラマスーパーは80年代末期の製品ですが、イベント等でリニューアル限定販売されたものが存在するようで、ちょっとディテールがリアルになっておりオークションでは高額出品されていました。
昔の製品は、おもちゃ感があって、それはそれで味があります。とりあえず、息子は喜んでいるようなので満足です。

2017年5月14日(日)
M車台車加工
作業は年末に終わっていたのですが更新が滞ってしまい、気が付けば5月も中旬になってしまいました。すみません。

さて、本題のAL3500系の続きですが、岩橋商会には動力車は製品化されておらず、長年GM動力の使用が案内されていました。しかしながら、今では鉄コレ用動力があったりGMも新型動力が登場したこともあって、今更、車内が真っ黒に覆われてしまう旧型動力を使用するのも少し気が引けてしまいます。
鉄コレ動力は丈夫さには欠けますが、簡素な作りながらフライホールが仕込まれていたりと低速走行の安定性は群を抜いています。今回は過去に購入した同動力を活用することにしました。

手前の鉄コレ用動力は、カバーとなるパーツがないため側面窓を覆ってしまうようなことはありません。
ボティを仮組みしてみると、ほぼピッタリのサイズです。
鉄コレ用動力を使用するにあたっての最大の難点は、製品化されている台車枠が限られており日車D型のような形状が手に入らないことです。どうにか加工して補わなければなりません。
ちなみに、鉄コレ用台車枠を使用する場合は、車軸間の黒い部分の3点穴に台車枠パーツの出っ張りを嵌め込むことで固定することができます。
鉄コレ用台車枠には日車D型が存在しないので、GMの旧型動力用台車枠を加工していきます。
まず、左記のように台車の側面部分を切り出します。
切り出したGM台車枠は厚みがあり車軸と干渉してしまうため、台車枠パーツをヤスリで薄く削っていきます。
台車枠は削りすぎると強度が下がりモールドも崩れてしまうので、赤枠部分のように車軸部分だけを角棒ヤスリでさらに削っていきます。
…とはいえ車軸部分の切削にも限界があるので、台車枠パーツと台車の接着部分に0.3oのプラ板を挟むことで干渉を解決することにしました。
T車台車幅は16o。動力台車12.5o+台車枠1.8o+1.8o=16.1o。これにプラ板0.3o×2を足して計16.7oほどの幅に納めることができました。
挟んだプラ板がわかりにくいですが、これで干渉が解決しました。

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