大井川鐡道は静岡県の中西部(ちょうど静岡と浜松の中間点にあたる東海道線金谷駅)を起点とし、大井川沿いを千頭駅まで走るローカル私鉄である。かつては名鉄グループでもあったが、2015年8月を以てグループから外れている。以前よりSLの定期運行により観光鉄道として全国的にも有名だったが、近年では新金谷にSL見学施設を開設したり、機関車トーマスのデザインにリニューアルされたトーマス列車を運行するなど、より一層個性溢れる鉄道路線になっている。

小学生のとき沼津に住んでいながらも、母と2人でSL乗車に行ったことが思い出です。当時、車内限定で発売されていたSLの目覚まし時計を買ってはもらったものの、その後の少年時代は、朝っぱらから爆音の汽笛と蒸気音で起こされる羽目になり、この音を聴く度に不快感を感じていたのを思い出します。当時から元京阪3000系の活躍を目にすることができましたが、いつの間にか同車も引退してしまったようで、現在は”走る博物館”と言われる程、多形式の車両が活躍することもなくなってしまいました。
偶然にも家内の実家が地名駅付近ということで、同駅での撮影をはじめ沿線でぼちぼち撮影しましたが、如何せん運行本数が少なく、同線車両を撮影するのは他の鉄道車両を撮影するのとは訳が違います。
この辺りはマイカー利用が圧倒的に高いため、観光路線以外の売上が見込めず経営状況が厳しいとのことですが、鉄道ファンとしては是非とも応援したいローカル私鉄の一つです。

地名駅 2008年10月
昔は有人駅だったようで、駅舎に入れば出札窓口がある。

地名駅 2010年1月
同駅はホーム屋根がないが、ワンマン運転用のミラーが立っている。木製架線柱や細い線路に風情を感じる。

地名駅 2008年10月
同駅は交換駅でもある。


地名駅 2008年10月
元京阪3000系は、2014年2月で営業運転終了とのこと


地名駅 2008年10月
元南海21000系は、よく見かけるが乗ったのは一度だけ。


地名駅 2008年10月
県道と並行している部分もあるが、大井川のすぐ傍の山間を走る姿も見られる。

地名駅 2010年1月
元近鉄16000系は、初乗車時、特急車ではあるがデッキがないことに驚いた。

川根温泉笹間渡駅-抜里駅間駅 2011年1月

地名駅 2010年1月
21000系は黄色と水色の配色だった時期もあったが、やはり南海色が一番よく似合う。

抜里駅ー川根温泉笹間渡駅間 2011年6月
茶畑を走る風景も良いが、なによりこの路線には湘南窓が合っている。

地名駅 2011年8月
撮影直前に雨が降りはじめ曇天だったことが幸いし、絞りの効いた重厚感のある写真が撮れた。生い茂った緑、木製架線柱、踏切信号がいい味を出してくれた。

地名駅 2011年8月
客車が長い場合は、プッシュプルで電気機関車が推進する。
鉄道ファンであれば、ED500形いぶき501だけでも満足できるかも。

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