2.連結器まわりの部品取付け
これまでもエアーホース等の再現に銀河モデルのパーツを活用してきましたが、鉄コレの旧型車向けのパーツとして商品化されたものもいくつかあります。トミーテックとの共同企画とのことですので、これまでのパーツよりも取り付け方が丁寧に説明されており、塗装済であるため以前と比べハードルが下がったように思います。また、のり代となる部分が考えられているので接着も簡単です。
写真にはいろいろなパーツが映っていますが、エアーホース、エアーホースステー、解放テコ、乗務員ステップ、タヴァサの電車用ジャンパー栓を使用しました。ワイパーは前面ガラスに印刷済だったので結果的に不要に‥。
いつもこの手のパーツ類はボディ側に取り付けていたのですが、今回は取説に倣って床下パーツに取り付けることにしました。
感想として、床下パーツに付ける場合、ボディとの位置関係に苦労することがわかりました。乗務員ステップの高さ等はボディとの現物合せでなければ確認できません。ボディとパーツ類が干渉しないように床下パーツの先端を少しヤスリで削っています。
ボディに付けるか床下に付けるかは好みの問題で完成には大差ありません。
写真のエアーホースは、ホワイトメタル製で強度が弱いのですが、もう少し奮発すればロストワックス製のしっかりしたものが手に入ります。私はケチってこちらばかり使っていますが、余裕のある方はロストワックス製でキメてください。
連結器は元から付いていたものを再塗装し、そのまま使用しています。
逆側には解放テコとジャンパー栓を取り付けました。ジャンパ栓も鉄コレ用の商品があるのですが、手元にあったタヴァサのものを。こちらは0.3mmの穴を開けて取り付ける上級者向けのパーツです。
ボディを載せると、こんな具合です。
黒だからか解放テコが目立ちません。
エアーホースは角度が重要ということで、実車の写真とにらめっこしながら角度調節を行いました。実車は、あまり前面に出ているわけではなく、後ろに引っ張られているような形状をしているようです。
3.サボの作成
名鉄旧型車の特徴であるサボを製作していきます。0.3oのプラ板と0.3oのプラ角棒を準備します。
写真はU字型にプラ棒を接着していますが。結果的にU字とせず縦棒のみを両サイドに付けるだけで十分でした。
サボデカールが高さ4o、幅3oあるので、そのサイズを確保し、両サイドのみプラ棒を接着します。接着はタミヤセメントを使用しました。

※完成写真を見るとわかりますが、サボ高さが4.5oだと貫通扉のHゴムに干渉することがわかり、結果的にもう少し小さめに製作しなければいけないと反省しました。
固着したらカッターで切り出し、紙やすりで削って仕上げます。
エアーブラシで塗装するので、予備をいくつか作成しておきます。
種別サボはプラ棒で加工することなく、高さ3o、幅2oで切り出して完成です(写真下)。
錦林車庫の名鉄旧型車用のデカールを使用しました。GMのステッカーは好みの行先がなかったことと、アルナインのステッカーは色が薄いので下地の赤が透けるので、同社のデカールにすることに。
4o×3oでないと案の定デカールがはみ出ます。
4o×3oであればピッタリのサイズになります。

※何度も言いますが、「転」の字の下のプラ棒は邪魔になるので付けてはいけません。
割りばしに両面テープで固定し、エアーブラシ塗装をしました。その状態のままデカールを貼っています。小さなパーツなので、この方が正確に作業ができます。
「種別:準急」は、ひと昔前に見られた白と黄の二色版にしました。
ライト類の色差し工程を割愛して紹介しますが、旧型車にしか見られなかった「刈谷経由吉良吉田」サボが使用したくて、錦林車庫のデカールを使用しました。どの行先種別にするか悩んでいるときが車両製作で最もワクワクします。
碧南‐吉良吉田の廃線前で且つ電車線であった頃を再現したかったのです。

※何度も言いますが、「田」の字の下のプラ棒は、削って接着しています。
本当はこちらも「刈谷経由吉良吉田」にしたかったのですが、デカール故に固着前に切れて台無しにしてしまったため、「吉良吉田」で我慢しました。こちらは連結面で隠れてしまうので気にしないことに‥。

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