CP(クロスポイント)3100系キットは未塗装キットであるが故、自身で塗装し、インレタ転写を行う必要があります。GM、CPの名鉄電車製品化は未塗装キットがスタートだったものの今ではすっかり完成品モデルがラインナップされてしまい、工作派も少数になってしまったかもしれません。ちなみに、完成品モデルは車番は行先表示等も印刷済とのことで、すごい技術進歩だと驚きを隠せません。

前述したように同キットはインレタにて車番転写が必要なので、苦手なインレタ転写を行ったわけですが、備忘も含め雑感を記録しておきたいと思います。

1.インレタ貼り付けの雑感
インレタの転写には専用の転写ペンを使うのが一般的だと思いますが、私は「くろま屋」のものを使用しています。模型雑誌ではボールペン型のものがよく紹介されていますが、これは爪楊枝程の長さしかないので少々持ちにくいというか、金属製なのでグリップがなく、滑って力の入れ方が難しいような気が。‥。
上級者の中には爪楊枝やボールペンで転写する方もいるようですが、人によって勝手は様々でしょうか。
インレタはCP名鉄3100系用インレタを使用しました。
ある雑誌で、GM製の銀色インレタは転写しやすいとあったのですが、個人的には思ったより強く擦らないと転写できない印象がしました。以前、別会社に発注したインレタは少し擦るだけで転写できたので、これは個人差があるのかと思っています。
また、インレタは固定せずに転写する方法もあるようですが、固定してから行った方が落ち着いて作業ができると思っています。固定はマスキングテープではなく、セロテープがおすすめです。マスキングテープだと擦っている間にインレタが微妙にズレ、文字が滲んだような感じになります。
最後に、転写棒で擦る際はボディに力がかかるため、床下機器を入れて転写した方が作業が正確にできると思います。
同インレタには転写時のガイドとなるべく車番下にシルバーラインが付いているのですが、余分に転写されると剥がすのが面倒なので私は車番のみを切り出して、自分の目で合わせるようにしています。
強く擦りすぎなのか、ノリのような白いものが一緒に転写されるので、その場合はセロテープで何度かペタペタすることでノリのみをきれいに除去することができます。同じフォントでも擦る強さによって文字が潰れて見えるような気も…。ん〜、よくわかりません。
余談ですが、モ3200とク3100では車番位置が異なるので間違えないように細心の注意を払っていたのですが、転写位置ではなく転写車番を誤るという大ポカをやってしまいました‥。もう、この作業はコリゴリです(泣。
同インレタには運転席上の車番インレタも付属しているのですが、これが細かくて細かくて…。転写しても文字しっかり転写されたのかよくわかりません。
転写方法は、側面車番と同様でセロテープで固定し、転写の順です。
カメラでもうまく写せません…。
文字の正確性はおいといて、何度やっても上手く転写できそうになかったので、貼れていればOKとしました。
名鉄ウイングも転写。
こちらは白なので、シルバーの車番と比べ、転写がうまくできたか否かがハッキリわかります。
ちなみに、転写ミスをした場合は、綿棒にエナメル溶剤を付け、転写したインレタを擦れば簡単に取り除くことができます。
こんなところですかね。
車番が欠けずに転写できたので満足です。
同インレタには、運転席下のECBマークも付属していますが、キットのECBモールドとインレタサイズが不一致のようで、インレタが一回り大きいせいかピッタリ転写できません。
ECBインレタのみを転写すると下のボディ色が透けてしまうので、実車に合わせるのであれば、先にモールドをシルバー塗装しておく必要がありますが、シルバー塗装の上にECBインレタを転写した場合、当然文字が読めなくなるので、どうするのが最適であるのかよくわかりません。
ここまでディテールに拘る必要があるかという問題になりますが。
とりあえず2両分の転写が完了したので、クリアーを吹いて仕上げ工程に進みます。

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