5500系を製作する際、みなさんも先頭部分に連結器を付けると思います。しかし、キットに付属する連結器はダミー、実際に先頭車同士を連結することはできません。キット付属の説明書では「連結の際は前面のダミー連結器を付けず、台車に付いているカプラーを使用するように」と記述してあります。

台車のカプラーを使用しても連結はできますが、実車に近づけるというコンセプトでは、その連結方法では少し物足りません。

そのため、我が家の名鉄電車では、連結可として製作する場合、「密自連形TNカプラー(TOMIX0372)」を装備しています。このカプラーを装着する際には若干の加工が必要となり、今回はその紹介をします。

1.先頭車連結器の装着加工
これが密自連形TNカプラー(TOMIX0372)。6個1500円と割高ですが、その値段の価値はあります。
上の連結器は床板にはめ込むタイプなので車体幅程の大きさで、爪も付いています。
それの両端を切り取り写真のようにコンパクトにします。伸縮式カプラーが壊れないように注意して削ってください
5500系の製作期は紹介されている方がたくさんおりますので、今回は省略させていただきました。
と、言いつつも私の製作方法では
車体を組み上げる前に写真のように前面下の部分をカプラーーの大きさに削っておきます。この時、伸縮式カプラーを車体にあてて、どのくらい連結器が前面に突出するかを確認します。実車の写真と比べながら切削作業をするといいでしょう。
また、キットの車体を組む際、キットパーツの前面ステップをそのまま使用すると連結ができなくなる恐れがあるので
ステップを削っておく必要があります
上の画像の両端をのりしろとして、車体幅に切った0.3ミリのプラ板を貼ります。写真ではわかりにくいですがカプラーからはみ出た白い部分がプラ板です。
その上に先に加工した伸縮式カプラーを接着すると写真のように前面に連結器が取り付けられます。接着はゴム系接着剤の使用をオススメします。
ゴム系接着剤ですと接着剤が不本意に流れたりせず、また固まるまでに位置の変更など若干の修正が加えられるためです。固まると強力な固着力を発揮してくれるところも魅力です。
車体に伸縮式カプラーをはめ込んでいますので実車に近い連結器周りとなります。車体を加工せずにカプラーを接着するとカプラーの位置が1.5ミリ程、下へ下がります
連結するとこんな感じになります。
連結器の話とは少し話がそれますが、車体裏側のバリを削り、写真のようにプラ棒で新たに車体上方にバリを付ける台車と車体の間が縮まり実車に近づけることができます
これが完成図。GMキット特有の腰高が解消されます。
ジャンパ線などはキットパーツを加工(連結器を切り取る)して塗装した後、接着します。実車の写真を見ながら作業しました。
電気式密自連ではないことが少し残念ですが・・^^;)その件で、オススメの加工方法がありましたらどなたか教えて下さい。
今回は
車体に連結器を装着しました。この方法だと強度の面で若干不安があります。床板に連結器を装着する方法ですと、爪を車体に引っ掛ける形となり強度の面でも申し分がないようです。
私は製作後にその方法を知りました・・。床板に装着するとは画期的です。次回はその方法にチャレンジしたいと思います。
みなさんも時間がありましたら、いろいろな方法を試してみてはいかがでしょうか?

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