1800系は1000・1200系の特急増結用として平成3年に登場しました。
外見、内装ともに1200系に準じた設計になっていますが、ミュージックホーンが未装備であることや先頭に「パノラマSuper」のヘッドマークがない点に相違が見られます。
朝夕ラッシュ時は本線特急の増結編成として活躍していますが、昼間時間帯は本線西部や知多半田方面のローカル運用に充当するこなど、柔軟な活躍が見られます。
名鉄がクロスシート天国と呼ばれていた時代の最後を飾る車両で、これ以降、クロスシート車の登場は特別車のみとなり、現在のセミクロスシート車に続いています。
錦林車庫製の2両キットです。1000系、1200系の後に販売されたため床板、床下機器など若干パーツが多く付属しています。
私が製作した真鍮キットの記念すべき第一作だったのですが、至るところで雑な部分が目立ったため、2007年にリニューアルしました。詳細は「1800系リニューアル製作記」を参照してください。
今回の製作でも感じましたが、デカールは直線に貼れない上に強度も弱い、すぐ切れるなど難ありのパーツであることを痛感しました・・。リニューアルにおいては、前面の再現と車体・台車間の隙間縮めに力点を注いでいます。
以前は、2+2の4連でも走行できるように、カプラーポケットを切り取って接着しただけの連結器を用いていましたが、今回はダミーカプラーを使用したため、2両固定編成での完成となりました。
車体は白3号で再現しているため、GM1000系パノラマスーパーと比較すると白が強くなっています。
1902 岐阜側先頭車
動力車

台車はGMのSSタイプを使用しています。床下機器は5700系中間車のものを流用。
1802 豊橋側先頭車

転換クロスシートを再現しました。
床板は京阪先頭車用のものを使用。
ライトまわりのパーツはキットに付属していますが、このパーツを使用すると、奥まった位置にライトが装着されてしまいます。そのため、プラ棒などを用いて自作しました。
精密感を求める場合は加工をオススメしますが、責任は負えませんのでご了承を・・。
1802の床板は京阪用のものを使用しています。座席は、京阪のものとキングスホビーの転換クロスシートを組み合わせて再現しています。
実車同様の配席で、枕カバーを白で再現したため、いい感じにできました。
ドア開閉確認灯、号車表示、靴づりに色差しをしています。
連結面間隔は特に加工していません。名鉄電車は車輌間隔が広めなので、このくらいがちょうどいいような気がします。
KATOのジャンパ管付き密連、幌を使用しています。
クーラーはキット付属のものを使用しました。1200系ではメッシュにてファンを再現しましたが、1800系では、ファンのパーツを黒く別塗装して、接着しています。
車体・台車間はギリギリまで狭めています。車高を低くすることで、名鉄電車のスポーティなラインを再現できます。
両開ドアの中央はニュートラルグレイで色差ししています。窓はスモーク色で再現しているのですが、写真ではわかりませんね。
両先頭車です。
近年、GMより多形式が発売されたため、ステッカーや各種パーツ類も簡単に手に入るようになりました。
英字表記付きの急行|岐阜としています。
連結器は5700系キットのもの、側面Mロゴはパノラマスーパー用のインレタを流用しています。
ライトの前面両端部分がしっくり再現できませんでした。もう少し、フォグランプ外側の白い部分を削ると良い感じになりそうです。
アンテナ、ワイパーは再現し忘れました・・。
屋根をグレーに塗り別けたため、前作とは違った感じに仕上がりました。

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