3100系は、3500系の後継者として平成10年に登場した通勤車でスカーレット一色の車両は同形式が最後となっています。
これまでの卵型側面からスッキリとした直線に裾を鋭角に絞ったスタイルへ変わり、大型化した車体スタイルを確立しました。行先表示や側面表示幕も大型化され、見やすく改良されています。
同形式登場までは3500系重連による8両編成が主流でしたが、3100系が2両編成ということで使い勝手がよく、3500系と手を組み6両で運用される姿をよく目にします。ただ、3500系との併結では高さや側面形状が異なるため凸凹感が出てしまい、編成美に欠けるというのが少し残念です。
今でこそ名鉄電車のNゲージラインナップはかなりの数になりましたが、記念すべきクロスポイントキット第1号がこの3100系でした。当初、2+2で製作するつもりだったのですが、前面窓ガラスパーツのバリが上下ではなく左右にあったことから後日改良版パーツを購入しなければならないという初期不良があったため、ゴタゴタしているうちに完成が後回しになってしまいました。専用のエッチングパーツも同時発売され同社の意気込みは感じられたのですが、こちらも設計ミスがあり踏んだり蹴ったりとなりました。
しかしながら、数少ないNゲージの名鉄電車キット化については大変喜ばしいことで感謝に尽きます。かれこれ10年以上前のキットになるので、その後のキットについては改良されているかもしれません。
3114 豊橋側先頭車。動力を組み込んでいますが、GM旧型動力(2代目)のため動作不安定な点が残念です。
3214 パンタはGM製ではなく評判の良かったKATO製を装着しました。
3214 側面ガラスパーツは嵌め込み式なので、これ一つで大きく精密間が増します。インレタも充実しているので満足です。
説明書通りに組み立てましたが、高さはピッタリであるものの連結器の位置が微妙にズレてしまいます。残念。
ECBと車番は3100系用インレタを使用しましたが、車番は細かすぎ、ECBはサイズオーバーのため苦労しました。ワイパーも技量不足でグニャッとやってしまったので、真鍮線から自作する羽目に…。
2両固定運用を多く目にしますが、連結して本線を快走する姿を再現したかったので、急行・豊橋を選択しましたが未だ相方不在です。
幌はKATOのASSYパーツを使用しています。
名鉄の中間連結器は棒タイプですが、雰囲気重視でジャンパ栓付きのものを使用しています。
クーラーのメッシュパーツは設計ミスによりサイズが合わないためグレーのプラ板で代用しています。
窓枠やピラー、ドアガイドレール、靴吊りは鳥口により色差ししました。何度かミスもしましたが、きれいに色を載せることができました。
優先席シール以外にも多くのステッカーがあり充実していますが、細かすぎるため割愛しています。
同キットは若干腰高で車体長が短いためか、完成品のGM3500系と並べると違和感があります。
3100系も完成品が発売されていますが、GMショップの方曰くキットと完成品は別の金型から製造されていいるためサイズに違いがあるとのことでした。残念…。
それで、スケール的には、どちらが正しいのでしょうか…?

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