とにかく情報の少ない形式…というのが正直な感想です。編成を選定するにも何番が適切なのか、よくわからない状態でした。調べてみると3502はモ3500形、2654はク2650形ということで、そもそも両車の形式が異なっていることがわかりました。
ク2650形においてはモ3650形がパートナーとのことですが、モ3500形を3扉→2扉化のうえTc化し、ク2650形の仲間入りをしたものが2654のようです。違っていたらすみません…。両運転台の名残があったり、戸袋窓有無についても両車は異なりますが、昭和末期まで手を組んで活躍してとのこと。
モ800形に編入された車体もあるようで、確かに外観はとても似ています。系を形と表すあたりが旧型車ですね。
岩橋商会の名鉄3500系キットをストレートに組み立てています。
真鍮ボディの質感がいい味を出しているのですが、私の技量不足で側面窓が浮いた感じとなり、スッキリ感がいまひとつに。次回への課題にしておきます。細かなミスは数知れず、しかし大きなミスなく完成に漕ぎつけたことは評価できた点かと思っています。
今後、岩橋商会のキットが新製品として出回ることはないと思いますが、大切なコレクションにしたいと思います。
気まぐれ日記の方にも記事をいくつか載せたので参照下さい。
3502
3500系は窓サッシがシルバーではないため、スカーレット一色となっています。ドアガイドレールと車番だけが僅かなアクセントに。
2654
走行安定性を優先して鉄コレ動力にしています。車体と床下に大きく被ってしまっていますが仕方ないです。
腰高解消加工しているためスマートなスタイルになっているハズ。
3502正面。
行先・種別サボはプラ板より自作し、ステッカーにGM3500系付属のものを使用しました。
最新のステッカーは薄く粘着力が強力に作られており素晴らしい出来なのですが、このステッカー…字が中央に印刷されておらず若干右寄りに印刷されています。よって、左側をほんの僅かカットしスリムにすることで中央揃いの美しい位置になります。また、ステッカーの厚さが薄い故にプラ板を赤で下塗りすると行先ステッカの下から赤が透けてしまいます。この辺は改善の余地ありかな。
幌がないのも少し寂しいのでKATOのASSYパーツを代用することに。実車は一回り小さなタイプのようですが、アンチクライマ―が邪魔をして高さが合わなかったため幅広モデルを選択しています。
貫通扉の塗装は正式な色が不明なため割愛。
鉄コレ動力を使うことでアーノルドカプラーに限定されてしまいましたが、幌で誤魔化します。アーノルドは少し大きいのが欠点。
3500系は靴擦りが金属製ではなかったようで無塗装としていますが、ドアガイドレールはシルバーのインレタで再現しています。
正面の並び。
色差しの技量云々は別として…金属キットならではのスッキリしたディテールが気に入っています。
末期は支線で活躍していたとのことで、本当は佐屋行きにしたかったのですが、なかったので津島で妥協…。2654は急行・知立を選択しました。知立は名鉄の主要駅の一つですが行先表示としては三河線でしか見られないので、それを再現したかったわけです。「知立」いい響きで気に入ってます。
少し角度を変えて。
連結器はいずれもダミーを使用しています。
3502に装着したKATOのダミーカプラーは、雰囲気が出るものの若干大きいようです。
2654の方は、鉄コレ動力のため鉄コレ3700系の連結器パーツを流用しました。コンパクトでピッタリです。
ライトのレンズ部分はパーツを使用せず、Gクリアーを盛って再現しています。
完成を優先させたためワイパーは未装着です。
写真では伝わりにくいのですが、側面に自然光をあてると実車のような艶が感じられます。これが真鍮キットの特徴ですね。
台車が大きく見えるのは気のせいなのか…。う〜ん。
GMの新型パンタがGOODです。屋上機器はガーランド以外取り付けていないのでスッキリしています。
アンチクライマーはもう少し濃い目の色の方が良かったかも…気になりはじめるとキリがありません。
引き際が大事、と自分に言い聞かせます…。

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