見た記憶、乗った記憶が微かにある程度なので、詳しいことはわかりません。幼少期、竹鼻線末端区間(羽島市役所−大須)運用に就いていた姿を何度か目にしています。見たといっても田んぼを挟んで直線距離でも400m以上は離れた位置から・・。前パンタの旧型車らしいスタイルも去ることながら、当時主流の打鐘式踏み切り音が蘇ってきます。
手持ちの書籍から車輌について簡単に紹介します。
昭和32年に登場した間接非自動制御車(俗にHL車と呼ばれている)。台車・機器は流用品だが、車体は全鋼金のものを日本車輌にて新造。その総数は41両にも上った。
昭和43年、46年に一部の編成が高松琴平電鉄に売却され、昭和48年から53年までは、瀬戸線に一部転属した編成がある(その後、本線に復帰)。
低出力のため、晩年はローカル線(三河線、尾西線など)を中心に活躍した。
写真がないので、提供していただける方がおりましたらお知らせ願います。
鉄道コレクションの名鉄3700系キットのボディ・床下機器・台車を再塗装しています。
ドアガイドレールの再現や前面連結器まわりの作り込みに時間を費やしました。
せっかくのサボなので急行板とし、行先も御嵩しました。田園風景を走る姿が目に浮かびます。
3731 動力車
プラ製のカバーや金属パーツを黒く塗装しています。そうすることで車内がスッキリした感じに仕上がるはずなのですが効果は今ひとつ・・。
2721
実車はクロスシート車も存在したようですが、製品そのままのロングシート仕様にしています。
3731正面。
行先・種別サボはプラ板より自作し、ステッカーにGMのものを使用しました。
手すりを真鍮線と銀河パーツで再現し、渡り板をプラ板より自作しています。
エアーホース、ジャンパ栓、開放テコは銀河のパーツを使用しています。
銀河モデルから鉄コレ用のパーツが多数登場しており、旧型車製作の際は重宝しています。
個人的には前面、側面のはめ込み窓がお気に入りです。この値段でよくぞここまでの製品にしてくれたなぁ・・と。
乗務員扉下の乗降ハシゴに銀河のパーツを使用しました。
スカートがない分、こういった微妙な空間に目がイッてしまいます。
台車、床下機器はクレオスの軍艦色(2)で再現しています。濃い目のグレーを用いることで旧型車の雰囲気が出ればよいのですがどうでしょうか。
パンタは説明書の指定通り、TOMIXのPS13を使用しています。屋根には取り付け用の穴も開いているので容易に装着できます。パンタの形状や強度も申し分ないです。
初の黒パンタ仕様車の誕生です。
乗降扉のドアガイドレールはインレタにて再現しています。
靴ずり部分にエナメルのシルバーを色差ししています。
窓サッシが車体色をしているので、こういったラインが良いアクセントになります。
車番は、アルナイン3730系キットに付属していたデカールを切り継いで貼り付けています。
屋根はクレオスのニュートラルグレーで塗装しています。ベンチレータを軍艦色(1)で再現したことで、メリハリをつけました。本来ベンチレータは白に近い塗色ですが、実車はすぐに汚れてしまうのでグレーで再現しました。
幌はGMのパーツを使用しています。パーツは明るい灰色なので、床下機器同様、軍艦色(2)で塗装しました。
貫通扉は塗装していません。
鉄コレシリーズはアーノルドカプラーしか対応していない点が残念です。トレーラー車にはTNカプラーが取り付けられるのですが、鉄コレ用動力車はTNカプラー非対応なのです・・。
3721は元から付いているダミーカプラーを使用しているため、その周辺も細かく手を加えました。
トミーテック製品なのでTNカプラーの装着も容易で、将来の4連化も考慮し、2721の方はTNカプラーを装着しています。
前照灯をシルバー、標識灯をスモークグレーで色差ししています。
細部のディテールに手を加えたため、鉄道模型らしい形に仕上がりました。
貫通扉付近のステップは省略していますが悪しからず・・。
鉄道コレクション(通称:鉄コレ)の高松琴平電鉄1020系(名鉄3700系の譲渡車両)をベースにしています。
琴電1020系はオープンパッケージで且つ、一方が低運転台、もう一方が高運転台という異なる面構えで発売されたため、2セット購入すれば名鉄3700系の低運転台編成と高運転台編成がそれぞれ作成できますが、本作は唯一の高運転台編成3704Fを再現しています。前作の3721Fも同じ鉄コレから製作していますが、屋根と台車のグレーの色味を濃い目のものに変更しています。
3704
本編成は、先に完成した3721Fの連結相手として製作したため、どちらもトレーラー車となっています。
2704
側面窓にサッシが付いているため、3730系に近い雰囲気が出ます。
ドアガイドレールは、他作品と同様、シルバーのインレタ転写により再現しています。
屋上を軍艦色(2)、ベンチレータを軍艦色(1)で塗装したため前作よりも濃いグレーとなっています。
これまでいくつか旧型車を製作してきましたが、これくらいの濃さの方が現実的ですし、カッコよく見えます。
こちらも特に前作と違いはありません。
増結車として製作したため、2704がダミーカプラー、3704にTNカプラーを装備しています。
今となっては幻の「碧南経由吉良吉田行|準急」です。碧南−吉良吉田間を電車で乗ってみたかった。
同じ鉄コレから製作しているので、今回製作した左3704と前作の右2721がきれいに連結できます。車体色の赤味具合、渡り板、手すり、おデコの高さがピッタリ合っているので美しい編成になりました。
貫通扉は前作同様手抜きで赤のまま、カプラーもノーマルのままです。連結面間が思ったよりも狭いのかR243、R280カーブレールで脱線したため、幌は2704のみに取付けています。
高運転台は人気がないとの記事を目にしたことがありますが、個人的には高運転台の面を気に入っています。
白黄色の準急板が想像していたよりも良い感じでした。

3700系の3作目。前作の残り(鉄コレ高松琴平電鉄1020系(名鉄3700系の譲渡車両)の低運転台2両)が長いこと箪笥の肥やしになっていたので塗装組み立てしました。
名鉄専用色であるガイアノーツのスカーレットがどのような色見なのか試したく完成を急いだため、あまり細かなところまでは手を入れるつもりもなかったのですが、モデラーの性分と言いますか…作り出すと細部が気になってしまい、なんだかんだけっこうな時間がかかりました。第18編成の窓枠が銀サッシなのかもわかりませんが、手持ちの材料をかき集めて完成させています。2022/10/22記
3718
リトルジャパンの3800系用インレタのあまりから転写可能な番号を選択したため、第18編成となりました。
床下は、クレオス 軍艦色(2)で旧型車の雰囲気を再現しています。
2718
鉄コレ動力(TM-05R)を装填してみました。低速域の加速・減速性能が向上している
ようで、確かに急発進が改善されたように感じます。
クレオス 明灰白色(三菱色)を下地塗装し、ガイアノーツのスカーレットを吹きました。この塗料は評判通り名鉄電車の良い色見をしていると思います。
これまではクレオス モンザレッドを使用していましたが、並べてみるとモンザレッドの方が黄色(オレンジ)の色見となり、こちらの方がと「赤」いう感じがします。
基の鉄コレ製品もこのスカーレットに近い色見をしています。
屋根は塗分けを割愛し、クレオス 軍艦色(2)一色で塗装しました。濃灰は汚れを再現しているのですが、そもそも汚れの塗分けというのになんとなく違和感を感じてしまい…。
塗膜強度向上のためマルチプライマーを吹いたのですが、厚塗りになってしまったのか表面がところどころスウェード調のような仕上がりに…。完成前に挫折しそうになりました。
いつも面倒に感じていたドアガイドレールと靴づりはサザンクロスから発売されている専用インレタを試用してみました。
名鉄2扉車用の商品も売られていますが、1300o扉用の方がコスパが良いので、そちらを使用しています。インレタは楽ですしピタッと決まる感じが良く、大変気に入りました。
前作と同じではおもしろくありません。
そこで、おデコライトは元からあったモールドをくりぬき、光ファイバーで再現してみました。ライト点灯加工もできそうですが、M車側がスペース的に難航しそうだったので、ひとまずダミーで完成です。
あと、ずいぶん前にクロスポイントから発売されていた7700系・7300系用エッチングパーツから手すりと渡り板を流用しました。前面ステップも試みたのですが、穴あけや納得のいく設置ができず諦めました。これがかなりの時間浪費に…。
サボ枠を再現しようと四苦八苦したのですが、枠を再現すると行先サボそのものを小さく加工しなくてはなりません。実車写真を確認しても枠の有無はあまり気になるものではなかったので、結果的のプラ板をスカーレットに塗装したものに岩橋商会の行先デカールを貼るだけで済ませています。
サボのエッチングパーツも売られていますが、あれで本物のように行先サボを入れ替えて楽しんでいるモデラーはすごいと思います。細かすぎて私にはできません…。
行先は、私の祖母の家があったことで縁のあった今は無き竹鼻線末端区間の「大須」にしてみました。
2718も同様に再現しています。連結可とするためTNカプラーを装着しています。
鉄コレ3700系にTNカプラーをはめ込む際は、TNカプラーのモールドが車体と干渉するため、予め車体内側をヤスリで削っておく必要があります。妻面も同様です。
種別サボもプラ板を塗装し貼っただけで、今回は普通としたため種別なしです。標識灯はいつものようにエナメルのスモークで色差ししています。
こちら側は「八百津」としています。名鉄ステッカーもずいぶん種類が増えましたが、「大須」と「八百津」は模型でもあまり見かけないので気に入っています。これも今は無き岩橋商会のデカールで再現しています。
パンタは指定通りTOMIXのPG16を装着していますが、畳んでいる時に屋上パーツと干渉してしまいます。本物はパンタ台で設置位置が高くなっていたのかな…。

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