6500系は先に登場した6000系の改良型で前面非貫通、片側3扉の通勤型車両です。制御方式はGTO界磁チョッパ方式を採用、110km/h運転にも対応しています。
昭和59年より平成4年まで増備され1〜8次車まで存在。製造年により内装、窓の数、クーラー数、前面形状などに少しずつ改良があり、バラエティー豊富な形式となっています。通勤型車両にも関わらず固定クロスシートを採用するなど、随所に名鉄電車らしさを醸し出している代表的形式です。
写真は通称「鉄仮面」と呼ばれている特長的な前面を持つ車両で、本線、犬山線を始め幅広く活躍しています。
モデルは6500系4次車(6414F)で、GM(GREENMAX)の阪急通勤車キットを使用しています。車体を「くの字」に曲げ、側面の卵型形状を再現します。前面はプラ板の重ね合わせからの製作で、車体にはめ込んだようになっているグレーの部分、前面ガラスまわりに苦労しました。
実車の側面窓はRを帯びた形状になっているのですが、実は車体側がシルバーとなっているわけではなく内側の窓枠サッシがシルバーとなっています。よって、プラ車体についていた元々の窓枠Rの部分を削ってしまったので、すっかりRがなくなっています。デフォルメして車体側のR部分を残してシルバー塗装した方が実車に近かったのかな…と今さらながら後悔しています。
塗料は、車体をクレオスのモンザレッド、屋根をタミヤのライトグレー、床下をGMのねずみ1号、屋上パーツ類にクレオスのホワイトを使用しています。ところどころエナメル塗料や真鍮線も使用しています。車体幅はTOMIX7000系に合わせているため、実車のように狭い車幅を再現しています。
6416 豊橋側先頭車
6466 動力車
6566
6516 名鉄岐阜側先頭車
行先表示幕は「普通」をGMクロスポイント製北総鉄道用ステッカー、「新鵜沼」を錦林車庫製1200系パノラマスーパー用ステッカーを切り抜いて使用しました。普通新鵜沼行きは現存するのでしょうか…?!
前面はプラ板より自作しました。
赤以外はエナメル塗料を筆塗りしています。
先頭部分を側面より撮影。
前面の傾斜角度は資料を参考に感覚で製作しました。それなりの出来ではないでしょうか。
中間車側面です。
側面の行先表示幕は新可児になっています…。車番は錦林車庫製の名鉄用デカールを切り抜いて使用しました。
パンタまわりです。適当に機器パーツを使用しているため実車とは異なる部分があると思います。
雰囲気重視です。
妻面です。貫通扉をホワイトで塗装、窓枠をシルバーで色差ししました。
連結器、幌はKATOのパーツを使用しています。妻面のステップ、管の配置は似せているだけなので、実車とは異なっています。
連結面間を広めに製作しました。乗降扉の窓のみスモークグレーで塗装したのですが、効果はいまひとつですね…。
台車はGM製の東武用DT24グレータイプを使用、車体と台車間も縮めました。
窓は阪急キットを使用したため、角ばりが多少残っています。
窓枠のシルバーを表現するため、ガラスパーツの下部分1ミリくらいを塗装してから装着しています。シルバーが良いアクセントとなりました。
片方の先頭車だけ、TOMIXの伸縮式カプラーを装着し、連結可能としました。
連結器まわりはGM5500系キットのパーツ、標識灯周辺には真鍮線を使用、前照灯は前面に1.2ミリの穴を開け5500系キットの前面パーツからライトを切り取り、装着しました。

前面ガラスは柱の部分で分割、3つ(前面、側面×2)に別けて組み合わせました。
手すりは0.3ミリの真鍮線を使用しました。
全体写真です。
少し離れて撮影した方がきれいに撮れます。

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