7000系パノラマカーの最終増備車は、昭和50年製造9次車12両ですが、すべて中間車モ7050形でナンバーは7100番台を名乗っていました。そして登場後しばらくの間は2扉両開扉の車体を生かし、7000系のラッシュ対策用車両としての活躍が続きました。
7100系の先頭車の登場は、昭和59年の7000系編成替えに伴ったもので、この時、2両のみが日本車輌にて改修を受け正式に7100系の誕生となりました。その後、数年は4両編成で活躍していましたが、現在は中間車が外され2両編成での活躍となっています。1編成であることから異端児となっていますが、兄弟?にあたる中間車モ7050形は現在も7000系中間車として活躍しています。
画像提供 松の木さん
TOMIXから発売している7000系の中間車から製作しています。大まかな作り方は7700系の時と同様ですが、前面顔、両開扉、側面前頭部の窓サイズなど所々異なります。
今回は2両という短編成だったこともあり、屋根の塗りわけ、座席の塗りわけなど細かな点にも手を加えています。前面をはじめ側面前方部の製作に苦労が多く、実車も1編成しか存在しないため、もう作ることはないでしょう^^;)
動力を入れていないので2両ともトレーラー車となっています。
7101 豊橋側先頭車
7104 岐阜側先頭車
先頭部分。前面はGM5500系を使用しています。
台車は阪急ミンデン、床下機器もGM阪急通勤車キットのものを使用しています。
行先表示幕は錦林車庫製の名鉄ステッカーとGM製京急ステッカーを組み合わせて再現しています。
先頭部側面。
実車の写真を参考に製作しています。乗務員扉はプラ板からの自作。
アンテナはTOMIX製のものを使用しています。
側面。
両開扉はGM丸の内線キットの改造エッチングパーツを使用しています。元の片開扉を削り、はめ込みます。
車番やドアガイドレールは、友人に作成してもらったインレタを使用しました(有料ですよ・・^^;))。両開扉の溝にグレーで色差しすると雰囲気が増します。

座席も塗りわけました。
屋根を塗りわけました。換気口をシルバー、クーラーをホワイト、屋根をグレーで塗装しています。塗りわけると車輌が引き立ちます。
車輌間の幅は広めにとりました。幌はKATO製の大きめの幌を使用しています。連結器は実車と異なりますが、ジャンパ管の再現が気に入り、KATO製密連型を使用しています。
屋根へ上がるステップは真鍮パーツを使用しました、真鍮ですとピンバイスで穴を開け、差し込む形になるので強度が増します。
貫通扉は7700系の時と同様ホワイトで塗装しています。
7101前面。
大まかな形状はGM5500系前面をプラ板、パテで加工して製作しています。
ワイパーは銀河モデルパーツ、標識灯ライトはGM京急1500系パーツを使用しています。手すりなども真鍮線や真鍮パーツを駆使して製作しました。
連結器まわりをプラ板より自作、エアーホースなどに真鍮線を使用しました。 

両先頭車とも連結可能となっています。
動力を入れていないためレイアウトで走る際は、トレーラー扱いとなります。

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