昭和38年に登場した7000系パノラマカーの改良版です。外観上に7000系との大きな違いはありませんが、床面高さを下げているため、運転台が突出した形となっています。すべての編成が6両固定となっており、他車との連結ができないため運用にも制約があったようです。
特急、急行として長い間活躍しましたが、惜しまれつつも2005年度中に全廃され、現存しない形式となっています。抵抗制御ですが、通勤型の6000系に比べると気持ち走行音が小さかったような記憶があります。
画像提供 松の木さん
ネットオークションにてジャンク品として購入した車輌です。7000系列の改造用に使えればと思っていましたが、予想以上に手が加えられていたため、7500系にすることとしました。
TOMIXの7000系が種車で、大まかな車体の改造(先頭部)と屋上の部品交換は前の持ち主様がされています。細かな部分に私が手を加え完成させているため、他の作品とは共通性がない部分も多々あります。前尾ライト点灯化、ドアまわり、ロゴ、側面幕などを中心に手を加えています。車体色がモンザレッドのようで、私の作品と非常に似た色だったことが、完成への糸口となった気がします。
7509 豊橋側先頭車
7660 動力車(KATO製18メートル車)
7659
7560
7559
7510 岐阜側先頭車
先頭車。
ライトまわりの色差し、連結器の加工は前の持ち主様がされています。連結器部分はパテで一度埋め、連結器用の穴を開けた後、TOMIX8800系パノラマDXのダミーカプラーを装着したようです(推測・・)。
スカート類は私が塗装しています。
前照灯4灯化。
手元にきたときは壊れていたため修復しました。
電球色となっていたので実車の雰囲気を演出することができました。
尾灯点灯化。
こちらも壊れていたため修復しました。7509は前照灯、7510は尾灯しか点きませんので、進行方向が決まってしまいます^^;)
中間動力車。
KATO製の動力が装着されていました。台車が若干他車と異なりますが、塗装もされていたのでそのまま装着しています。KATO製の動力は快調ですが、どんなに努力しても腰高は解消できないようで、1ミリ程他車より車高が高くなっています。
手元に来たときは座席は何故か青、そういう時期もあったのでしょうか。そのため、グレーとホワイトで塗りわけました。
側面表示幕は錦林車庫のPS用ステッカーを使用しています。
ドアガイドレール、車番、靴づりは付いていませんでした。そのため、ドアガイドレールをプラ板から自作、車番をインレタ、靴づりは色差しにより再現しています。
屋上。
分散クーラーへの改造、パンタ台の装着はすでに施されていたものです。それにしても良くできています^^;)
幌が再現されていなかったため、グレーで塗り替えました。
7000系と比べてスラッとしたフォルムです。乗務員室が出っ張り、客席が同じ高さ
になっているのが7500系の特徴です。
先頭側面にはMロゴを取り付けています。
別角度。
展望窓、連続窓の影響もあって内装が目立ちます。座席を塗装するのは手間がかかりますが、効果は期待できそうです^^;)
正面。
連結器まわりがスッキリしていて、速そうな印象を受けます。
乗務員室のワイパーが昭和末期のパノラマカーを象徴しています。
逆富士幕は装着されていなかったため、芦屋クラフトの急行|豊川稲荷としました。
色々手を加えると同じパノラマカーでも雰囲気がだいぶ変わります。

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