7.駅舎の加工
製作当初、この駅は地下駅舎を有しているという設定だったため駅舎は何も考慮していなかったのですが、10両ホームを用意したがためにストラクチャーの配置が少し寂しい感じになってしまいました。
TOMIXの近代型駅舎は名鉄らしくはありませんが、近年は名鉄でも駅舎の建替えが盛んになってきましたので、駅舎を建替えたという設定で配置することにしています。
この近代型駅舎ですが、カタログなどでも数個を組み合わせて使用可となっているものの、組み合わせにはちょっと難有りです。
まず、3つ組み合わせると、どこかに跨線橋パーツを組み込む必要があります。
もう一点、ホームへ降りる階段が上下ホームで反転しまいます。現実では考えにくい格好悪い駅舎になってしまいます。
これらの難点を解消し、格好良い駅舎に加工していきます。現時点での駅舎を裏返すと、このような配置になっています。
理想としてはこんな感じ。駅舎も階段もきれいに揃った配置に加工していきます。
3つの駅舎を連続して並べ、ホームと組み合わせるには、両サイドの階段は端に寄せる必要があります。
プラ板で埋めてある箇所は当初階段があった場所になります。コンコースからホームへの出口となっているため予め製品には穴が空いていました。
写真のように階段の位置を端に動かします。

端には跨線橋と駅舎を組み合わせるための爪が付いているため、階段パーツがきれいにはまりません。
全長も多少削らなくてははまりませんので、階段パーツを加工していきます。
写真の赤ラインに沿って不要な部分を削ります。
これが元の階段パーツです。
加工は2段階にわけて実施します。
先に、削りやすい細いプラ部分を切り落とします。
これで端から少し中央寄りの部分には、はまるようになりました。全長はピッタリです。
続いて、もう一箇所の部分を削っていきます。
カッターでスジを入れ、ニッパーで一気に切り落とします。
両サイドとも同じように加工します。削る箇所は一部反対になります。
加工した階段を駅舎と組み合わせます。
良い感じです。
続いて中央の階段を加工していきます。
中央に組み合わせるには、駅舎側も加工する必要があります。
これは駅舎と階段を固定するためのねじ穴となる部分です。今回は不要になるため削っていきます。
ニッパーで一気に切り落としました。
中央部分にも爪があり、きれいに階段が組み込めないため加工していきます。
先の2つと同様、階段パーツを加工します。
組み合わせると、このようになります。
今回の加工箇所はほとんど目に見えない部分となるため大雑把な加工となりました。
ホームと組み合わせると、このようになります。
跨線橋部分の幅が細く若干気になりますが、きれいにまとまったのではないでしょうか。
サイドから見ても加工箇所はほとんど気になりません。
階段パーツは、クリーム色をしているためウェザリングもしくは塗装することでイメージチェンジすると良いかもしれません。

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