5.踏切の再現
続いて踏切を製作していきます。
100円ショップで売っている工作用木材を使用します。
何に使うのかというと…線路間の渡り板に活用します。

ブラウンのパーツは情景コレクションの踏切に付属しているパーツですが、製品付属の渡り板はTOMIX既定レール幅37oで作られており、駅ホーム横の線路間(55.5mm)としては少々幅が不足します。
よって、自作した方が早いというわけです。
数枚の板を重ねて線路と面一の高さに加工します。
グレーで塗装してやれば自作パーツも一体化します。
こんな具合に基礎が仕上りました。

近年の渡り板は、中古レールを埋め込みアスファルト舗装したスタイルではなく、踏切用のしっかりした路盤が主流のようです。
左記のようなタイプは過去のものとなってしまいました。
続いて、1.5oのプラ角棒を左記のような長さに切り取り、歩道と車道の仕切り部分を再現していきます。
両端は斜めに削り、イエローで塗装します。
イエローだけでは小物が情景から浮いてしまうので、ウェザリングを施し、目立ちすぎる色合いを抑えます。
イエローの部分だけウェザリングされていてもアンバランスな感じとなるため、車道部分もウェザリングを施します。
別角度から。
警報機との相性も悪くありません。
遮断機は下りた状態としています。
せっかくのレイアウトですので、電車が行き交っている感じを出すためにも遮断機は下ろしています。
普段モジュールは大きなビニール袋に入れて保管しているのですが、管理の面でも突出物は少なくした方がパーツ破損が防げます。
これは、ずいぶん前にポポンデッタで購入した同店オリジナルの渡り板です。
柔らかい材質の木で作られており、カッターで容易に加工が可能です。
1p幅に切り取ります。
ホームから駅舎への渡り板として活用したいと思います。
レールに接する箇所は、レール側に枕木固定用ボルトの突起があるため、多少渡り板を削りピッタリ合うような形状に加工する必要があります。
こちらもグレーに塗装します。
ホームや車道の色合いから考えると、もう少し明るいグレーでもよかったのかもしれませんが、濃いめの色を選択しています。
こちらも端はイエローで筆塗しています。この手の小物は、ちょっとしたアクセントで印象がだいぶ変わります。
街コレのローカル私鉄向きホームですが、実はホーム高がとても低くなっています。
冒頭で紹介した工作用木材を用い、2,3oかさ上げします。
これくらい高くしています。
加工してやっと電車の乗降ドアに近い高さとなりました。
近年は、バリアフリーがキーワードとなっていますので電車の乗降も楽になりつつあります。
踏切とホーム渡り板の追加で現実的な風景となってきました。
人目線だとホームと駅舎がこんな具合に見えます。

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