レイアウト製作は、どんなレイアウトにするかを考えるだけで楽しませてくれます。
それが駅ともなれば尚更のことで、何線にするか、何両対応ホームにするか、どんなストラクチャーを用いるか、ポイント配線はどうするかと考えているだけで切がありません。


基本的にTOMIXのモジュールパネルサイズで製作していますが、駅モジュールにおいては少し大きめの板を使用しています。
名鉄の車輌限界8両を考慮すると、屋根有ホーム2つ(280mm×2)に屋根なしホーム4つ(140×4)の計1120mmくらいがちょうど良い長さとなります。また、このモジュールには上下線を往来するクロッシングポイントや留置線への接続線も設けたかったため、560mmをプラスした1680mm以上が必要となり、さらに両端のバリアブルレール分を加え、計1840mmのパネルとしました。だいぶ大きいです。
当初、このパネルの左側は「車庫モジュール」を接続する予定でしたので、支線部分は赤点枠のようにパネル上部にS字を描く配線となっています(結局、「車庫モジュール」への接続案はパネル配置変更のため中止しました)。あくまで実車に近いカーブにするため既製品レールと云えどRの大きい線路を使用しています。このパネルに留置線への接続線が必要となったのも、先に完成していた「車庫モジュール」の配線が影響しています。
右側のクロッシングポイントはノーマルな配線です。本線上りにのみ待避線がある格好になります。ポイントはすべてTOMIX製のものを使用しているため線路幅は37mmとなっています。

ギリギリの敷地にホームを設置したあたりに、私鉄らしさを感じていただければ幸いです。
1.レールの敷設、バラスト散布
フレキシブルレールを使用する場合でも、モジュール間の接続部はTOMIXの既製品レールの形状に合わせる必要があるため、双方をジョイントおよびハンダ付けすることにより接着します。
ジョイントはTOMIX、KATOそれぞれありますが、KATOのものの方がレール面の高さ合わせが安易な感じがします。ペンチなどの工具を使用すれば簡単に接続できます。
写真はKATOのもの。
こちらは、TOMIXのもの。私の経験では、KATOのものがオススメです。
完成状態は、どちらも然程変わりません。バラストを撒き、塗装してしまえば違いはわかりません。
カーブ部分は、カントを再現するため、0.3ミリプラ板を重ね合わせ写真のようなパーツを作成していきます。
赤枠部分の配線です。
カーブレールの下に、先に作成したカントパーツを挟んでいきます。
ホームを置けるスペースを考慮し、バラストを散布していきます。ホームを仮置きしバラストを撒くと作業が効率よくできます。バラストはTOMIXのものを使用しています。
粒は大きめですので、好みがわかれるところですが、私はTOMIXのものを気に入っています。
このような感じで進めていきます。
赤枠、青枠部分の配線です。ポイント部分はホコリ防止のためマスキングテープを貼っています。
後の工程で塗装するため、散布時のバラスト色は気にする必要がありません。ポイント周辺は電気系統が絡むため、バラスト散布は控えめにしておきます。ポイント稼動部は、マスキングで保護するなどして作業すると上手くできます。
塗装を終えた後の状態ですが、ホームを設置するとこのような感じになります。
名鉄線では、8両分の直線ホームを設置するというのは極めて珍しいことですが、あくまで模型ということで・・。

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