4.細部の再現
4-1.白線の再現
アスファルトは、プラ板をグレーに塗装することで容易に再現できますが、白線の再現は面倒だなぁと思ったことありませんか。
模型店でも”塗装する”というのが主流だと聞いたことがあります。でも、そんな手間をかけるのは‥と個人的には思ってしまい、テープみたいなもので再現できないかと検討した結果、見つけたのが、このミクロンラインテープというわけです。
本来は、RCボディの再現用の材料のようですが、1mm、1.5mm、2.5mmとNゲージにはちょうどよいサイズがラインナップされているので、ここに紹介します。
前回までの製作で完成にしていた部分ですが、もう少し手を加えていきます。
1.5mmホワイトのミクロンラインテープを左のように貼っていきます。粘着性は、しばらく経過をみないとなんとも言えませんが、すぐ剥がれてくるというようなことはなさそうです。
サイズ的には1mmでもよいかと思います。そのあたりはお好みで。
TOMYTECカーコレ・ホンダオデッセイを配置してみます。
イイ感じ。
別角度から。
白線ひとつでだいぶ印象が変わります。
4-2.空地の再現
前回の製作で空地部分は、蕎麦屋・茶屋の駐車場と説明しましたが、ここも細部にこだわりたいところ。

とりあえず、ジオコレバス停の田舎バージョンを設置してみました。素朴な感じです。
上からだと、こんな感じ。
探せば愛知県内でも見られそうです。
KATOのバスを配置してみました。
定価945円(2台セット)なので、値段的にはバスコレと大して変わりません。欲を言えば、名鉄バス、三重交通バス、岐阜バスあたりを設置したかったのですが、手に入るの確立が低いため無難にこちらを選択しました。
関東地方のバスを設置しては、イメージが崩れてしまいますので。それにしても、バスコレは値段の割に細部までよくできています。
KATOは建物系のストラクチャーはリアルなものが増えましたが値段設定がかなり高めですね。また、バスについては旧型車のこの商品のみの取扱ですので、トミーグループ(TOMIX,TOMYTEC)に少し遅れをとっているように感じます。
続いて駐車スペースに乗用車を置いていきます。
こちらもTOMYTECカーコレのコンパクトカー、ミニバン等を配置しました。
河合商会の日産GT-Rは(中央白)は本当によくできています。
上から。レイアウトっぽくなってきました。
鉄道模型の世界では自動車は脇役となりますが、いい味出してます。
手前にTOMYTECカーコレのコンパクトカー(日産マーチ)を置いてみました。オレンジが映えます。
上から。
カラフルな自動車たちは色の主張が強いため、よいコントラストになります。
KATOの道路アクセサリー1にある、道路標識を設置してみました。これを一つおくだけで、手間暇かけた感じが出て素敵です。
貸しレイアウトでは、こういった細かいところが省略されているお店もあるので、新鮮な感じがします。
設置したパーツの紹介をしていきます。
まずは、TOMYTECカーコレのミニバン・ホンダオデッセイ。

定価480円(2台セット)で、この仕上がり。すばらしい。
続いて、TOMYTECカーコレの新旧高級セダン・日産セドリック。

本当は、日産ティアナが欲しかったけど‥。
河合商会の日産GT-R。フェアレディZを含め計4台で600円。1台あたり150円って一体どうなっているのでしょう。

最近の自動車は、高いものだと1台1,000円近くするものもあるのに‥。
TOMYTECカーコレのコンパクトカー・日産マーチ。
他には、ホンダフィット、トヨタヴィッツ、マツダデミオがラインナップされています。
先ほど、紹介しましたKATOの路線バスです。80年代の時代設定でしょうか。

これはこれで、いい味出してます。
扉は、開閉状態が選択できます。
4-3.町工場の作業車
TOMYTECトラコレ(トラックコレクション)第4弾の一般営業車を使用します。
某模型店の開封売りで購入したのですが、これは他車種に比べ割安でした。人気不人気があるんですね。

トラックコレクションも第7弾を数えるまでになりました。トラックも種類あるんだなぁ‥。
こんな感じで置いてみました。
フォークリフトも置いてみます。
こちらは、最近あまり見ないデカール再現となっており、手間のかかる製品です。デカールがなくても、そのままいけそうです。
‥というわけで、そのまま置いてみました。
位置に深い意味はありません。町工場で活躍しそうな車両を適当に並べたまでです。置いてみるだけでも印象が変わります。

これだけの工夫でモジュールをさらに立体感あるものに仕上げることができました。
”細部まで手を抜かない”というのがリアルさを演出するポイントだと思います。しかしながら、適度なところで完了にしなければ、それはそれでせっかくの趣味が長続きしなくなるため、あくまで楽しめる範囲でやってみるというのがいいかと思います。
5.完成
Rの大きいカーブにしたことで、窮屈感のないカーブとなりました。カントの効果もあり、少し車両が傾いているのがおわかりいただけるでしょうか。
車輪・台車にやさしい路盤となりそうです。

車両は今となっては懐かしい、旧型製品の7000系パノラマカーです。
上からは、こんな感じに見えます。
3500系。
外線はゆったりした弧となっているのでいい感じです。
内側線を上っていくところをサイドから。
3730系だと同じ風景でも違った感じに見えてきます。

鉄コレの名鉄3730系は、ドアガイドレールや靴づり部分もシルバーのラインが入っており、TOMIX製品と遜色ありませんね。
全体的にはこんな感じに仕上がりました。
郊外の雰囲気をコンパクトにまとめた一枚となりました。

笠松近郊といった感じでしょうか。

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