I−カーブモジュール4を製作します。

駅(市街地)パネルに接続することから、田舎でもなく都会でもない新興住宅地を作りたいと思います。

構造物については、ジオコレの狭小住宅シリーズを活用することで住宅街ならではの込み入った感じを演出していきます。
また、線路外側にもガソリンスタンドなどを配置し、生活感の感じられる一枚に仕上げていきたいと思います。

ポイント
1.住宅街の込み入った情景をつくる
2.線路が通り、沿線が発展していった感じを演出する
1.レールの敷設
A−駅モジュール(Aパネル)とH−カーブモジュール3(Hパネル)に接続するパネルとなります。内側には勾配をつけ、外側は平坦な線路となります。Hパネルと同様で、最外側レールはTOMIXのC541-15を使用しています。
フレキシブルレールは道床が付いていないため、100円均一で売られている安価な木材を噛ませていきます。
カーブになっているため、4,5p単位で木材をカットし、道床にしていきます。
Hパネルとの接合部分は、両パネルを並べ、高さを面一に調整していきます。
こんな感じ。
盛土高架を再現するために、プラスターを盛っていき形を整えます。
水で薄めた木工用ボンドに墨汁を混ぜ表面に塗ることで、プラスターのひび割れを防止できるそうです(TOMIXレイアウトサポートブック参照)。
最内側レールに、TOMIXのC391-45を使用しています。
”カーブはカントあって緩やか”、が製作当初からのモットーです。C391で厳しいカーブです。


近年では、カント付きのレールがTOMIX、KATOから発売されているようです。レイアウト関連の雑誌を見ると、”デフォルメ”という言葉で、急カーブでも我慢しましょう‥といった内容の記述が目立ちますが、私はなかなか納得できませんでした。
これまでもいくつものパネルを製作しているのですが、実はD.Cフィーダーを接続する部分をスッカリ忘れていました。
‥ということで、このパネル上に接続していきます。
パネル下からコードが接続できるように、ドリルで1pほどの穴を開けていきます。

写真は、HパネルとIパネルの接合部分。
内側線は、IパネルとAパネルの接合部分に近い個所にD.Cフィーダーを接続します。
フレキシブルレールを多様している関係上、接続場所も限られてしまって‥。
こちらにも同様に穴を開けます。
続いてバラストを散布していきます。
これまでのパネルと同様です。
バラストが固まったら、全体をライトグレーで塗装します。
続いて線路部分をブラウンで塗装し、レール敷設の工程が完了です。

ここまでの作業は、Hパネルと平行して進めました。
2.全体構成・建物配置
続いて全体の構成を考えていきます。線路内側は住宅街とします。ただし、すべて住宅の建物を配置してしまっては、本当の住宅街になってしまうため、少しデフォルメの意味合いも込め、小さな山(森・杜)を取り入れるようにしました。
山は発泡スチロールを組み合わせ、それらしい形状に削っておきます。
外側は、ガソリンスタンド、商店を並べます。ガソリンスタンドの裏手には月極駐車場と分譲住宅を二つ並べ、主要道から一本入り込んだ雰囲気にしてみました。
大まかな建物配置が決まったところで、アスファルト部分を接着していきます。アスファルトはプラ板をグレーに塗装し、単純に接着しただけです。
接着には、木工用ボンドよりゴム系接着剤の方が強度があり適しているように思います。
線路脇は他パネルと同様にターフやカラーパウダーを用い、地面を再現していきます。
線路の道路と地面のコントラストは、こんな感じに。
色のメリハリが出て、良い感じです。
建物を仮置きしてみます。
もうすぐ駅が近づいていると感じさせるような住宅街の雰囲気が出てきました。
TOMIXのストラクチャーを並べれば歩道幅も揃い、きれいに納まります。
住宅街です。
中央奥にマンションを配置してみました。製品は5F建まで好みに合わせて選べますが、敢えて3F建とし、裏手の山や他の戸建住宅とのバランスを考慮しました。
建物コレクションの狭小住宅シリーズは種類や色のバラエティが豊富なため、複数個を配置すれば単調な感じにはならず、ゴミゴミした様子が再現できます。

inserted by FC2 system