2.外側:国道の再現1
線路外側の国道と変電所はそれぞれ別の高さで再現するため、スチレンを並べて大まかな形を造っていきます。
国道といえど単純な直線ではつまらないので、手前側を微妙に線路側(右側)へ曲げてみました。
さらに勾配も付け、手前に向かって少し下っていく感じとしています。
形状が固まったらプラスターで隙間を埋め、形を整えていきます。埋めては削り埋めては削りを繰り返します。
国道が出来上がった後で線路の再現をしようとするとマスキングやターフ散布等で何かと不都合も多くなるので、作業を並行して進めていきます。

まずは、勾配のある内側線と外側線の間にブラウン系の塗料で下地を作ります。
その後、ブラウン系パウダー→グリーン系パウダーの順に散布していきます。
この時、線路にマスキングするとパウダー散布が楽になり、完成後の色の見栄えもよくなります。
その後、ターフを撒き沿線の緑を再現します。
ここまで進めたら、再度、国道の作業に戻ります。
成形されたベースにグレーで下塗りをしていきます。
落石防止壁は、GMの石垣Aを使用しています。
実際にパーツをあてて、ピッタリとなるサイズに切り出します。
ベースの下塗りのグレー塗装が剥がれているのは、貼り付けるパーツを合わせた際に凸凹があり、ヤスリで削る作業を何度も繰り返しているためです。‥では、パーツをあてた後に下塗りすれば?とお思いになるかもしれませんが、下塗りが完成時の色と大きく異なれば、それはそれで仕上り後の感じがつかめなくなるため、私の場合は早い段階で下塗りをしています。
複数のパーツを組み合わせて再現していく、というのは大変手間のかかる作業なのです。
結局のところ、落石防止壁パーツを設置するための角度がなかなか思うように決まらず、時間がかかりました。
ベースの最終形状が決まったら再度グレーで塗装します。
国道の側面にも、石垣Aを接着しました。
こちらは角度もなく側壁のように接着しています。

赤線の部分は若干の隙間ができてしまったのですが、最終的にターフで多い隠してしまうことができるため、石垣Aパーツを上部(国道高さ)に合わせて接着します。
国道には、ガードレールをつけます。
ここまできたら、一度、車両を並べてみます。
本当は、片側2車線・計4車線の国道を再現したかったのですが、測定ミスにより計3車線の国道となってしまいました。

ミスは悔やんでも仕方のないことですので、とりあえずこのまま進めることに…。トレーラーコレクションの大型トレーラを使う場面に困っていたのですが、やっとこの国道で使えそうです。

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